昔、スパゲッティ・カルボナーラは、ずっと「こってり」した料理だと思っていた。
そのイメージを変えてくれたのは、フィレンツェのお気に入りのレストラン。クリームとチーズと卵でカロリーたっぷりな筈なのに、さらっとした食感でどんどん食べられてしまう。(あぶない(笑))
これを真似して、今までも何度か自分で作っていたのだが、たいていは「だまだま」になってしまって、とても「さらっと」とは言えない仕上がりで終わっていた。
で、今回はそのあたりを注意しながらクリーム多め、最後の卵チーズを投入して温める時間を短くして仕上てみると…おお、だいぶん「あの」理想のカルボナーラに近くなってきた。
反省点はベーコンにもっと厚切りのパンチェッタ(ま、イタリア語でいうだけで同じくベーコン)を使い味にアクセントをもたせること。また、カルボナーラとは炭焼きの意味で、胡椒が炭の如く見えるのでそう名付けられたというから、もう少しあらびきの胡椒を使おう。
※でも、この胡椒もエジプトはカイロのスーパーマーケットで買ったもので、日本のものに比べると見かけより何倍もガツンと辛いのですが。