田町駅から少し歩いたところにある「グランパークビル」の入り口にこのブロンズの犬がいる。
コロンビア人の彫刻家フェルナンド・ボテロの作品。彼がつくりだすものは、絵でも彫刻でも登場人物・動物をまるまると風船のように膨らませてしまう事で知られている。
こういうふうにパンパンに膨らんだ動物・人物を見たら「あ、ボテロがつくったんだ」と思って間違いない。
なぜ、そんなふうに製作することになったのかは分らないが、とにかくユーモラス、愛嬌が感じられる。
「1997・10 グラン」というプレートがあって、それがビルの名前から「グラン」と愛称が付けられているのがわかる。
しかし、そばにもうひとつプレートがあり、そこには「1993 DOG」と書かれていた。なぜ、二つの年代があるのか?
調べてみると、この彫刻自体は1993年にDOGという名前ですでに別の町に登場していた。グランパークはそれをマスコットにすることにして、「グラン」と名前をつけて設置許可を得た、という事になる。
コロンビアにあるDOGは、写真で見るかぎりもう少し大きいようだ。
下記のサイトからボテロの犬に関する作品をいくつか見られます。
http://dreamdogsart.typepad.com/art/2008/02/fernando-botero.html