バルセロナ半日観光、午後自由行動。
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「ガウディの」とカッコ付きで言われることの多い聖家族教会(サグラダ・ファミリア)だけれど、ガウディが生きていた時代に建設されていた部分は、今の状況から見ると一部でしかない。
聖堂地下の展示で右上のようなものがあってびっくり。1898年にはこの周囲いちめんが野原のようだったのだ。市街地のど真ん中という現在とはあまりに違う。下は今回2012年の建設状況。
上の写真の後もガウディは四半世紀生きたので、現在みられる生誕の門などは現在見られるような姿になっていた。しかし、そのほかの部分、とくに21世紀にはいって、近年コンクリートをつかって急ピッチで作り上げられていった部分に関しては、「ガウディのもの」というには無理がある。
「世界遺産の聖家族教会」ともいうが、実は世界遺産の部分はガウディが建築プランにかかわっていた部分でしかない。
ガウディのものでなくても、おもしろい建築であるのは間違いないのですがね。