ストラスブール連泊の中日、コルマールとリクヴィルという小さな町を訪ねる。
昨年も同様のコースをいったが、今日は地元の英語ガイドさんが同行してくださっている。おかげで、小松が昨年から疑問に思っていた事に、いくつも回答をいただけた。
リクヴィルの町の端にあるこの建物についてもそのひとつ。
MUSEUMとあるように現在は通信博物館になっているが、その前の小さな広場にはなにやら古い石の残骸が並べられている。
そして、真ん中に、この写真の下に付け足した写真の石はなんだ?
1790と書かれ「FEI…ALTER」と刻まれている。
通り過ぎようとするガイドさんを止めて質問するとすぐに答えてくれた。「ああ、ここはね、昔ビュルテンブルグ家の領主の城があったのよ。フランス革命のときそれは完全に破壊され、領主や宗教からさえ自由になった事を象徴するためにその「自由の祭壇」をおいたの。」
なるほど、よく見るとALTER(祭壇)の前には、綴りは少し違うけれどドイツ語の「自由の地」という意味となる「フライハイト」と書かれている。