メントスのシナモン味というのを売っていたので買ってきた。
シナモン味ときいて、どんな味を想像するだろう? 私はパンのシナモンロールみたいなのを考えて口に入れた。
しかし、これがいきなり予想をまったく裏切る強い味。 高一の娘は「口が焼ける!」と言って吐き出して水をぐびぐび飲んでいた。
別のところで数人に食べさせて「確かにこれはシナモンじゃない、ニッキだな」と言ったら、「シナモンとニッキは同じものだよ」と指摘された。
え?そうなんですか。
広辞苑で調べてみると、「シナモン」は⇒「肉桂(にっけい)に同じ」と書かれており、「ニッキ」の項目も⇒「肉桂に同じ」と同じ別項目へ誘導されていた。確かにニッキとシナモンは同じ植物を原材料としているのである。他の辞書でも、基本的に同じものであるとしている。
しかし、辞書がなんと言おうと、我々市井の日本人の味覚において、シナモンとニッキは確実に違う味を指している。でしょう?
ネットではこんな風に違いを説明してくれているページもあった。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q106983940少なくとも、このメントスの舌を射すような味を日本でシナモン味とは呼べない。今までいろんな味のメントスが日本にも上陸してきたけれど、この味は日本なら「ニッキ味」だ。 そもそも、売り出されないでしょうなぁ。もうひとつ、黒いメントスのリコリス味も。