縁あって先日銀座ブロッサム(劇場)で見ることが出来た。通常公開のあいだ、気になっていたのだけど見逃していた作品だった。見られてほんとによかった。
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映画の内容については
http://movie.walkerplus.com/mv45987/予告編サイト(音出ます!)は下記に
http://orchestra.gaga.ne.jp/#/main一見に値する映画である事は間違いありません。
小松が印象に残ったシーンのひとつは、かつて自分を指揮者の地位から追放したその当人に、パリ行きの交渉役を頼みに行った事。
その仇敵にマネージャーを依頼にしに行くときいたかつての仲間は「とんでもない!あんな奴に頼むのか!」と驚き、怒る。しかし、「いや、彼は優秀だ、彼でなければ出来ない」と怒りも悔しさもにじませない。
自分が本当にやり遂げたいと思うことがあるのならば、個人的な人間への好き嫌いなどはたいした問題ではなくなるのである。
それは「希望」と呼び換えても良いかもしれない。「希望」があれば、怒りに埋没しないで生きていける。