シルバー・スピリット号はリボルノ港へ接岸。
終日のフィレンツェとピサへの観光。通常フィレンツェに滞在して行う終日観光を、フィレンツェから一時間半以上かかるリボルノ港から出発して行うのだから時間はかかる。
8時に出発して20時少し前に帰着する。

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リボルノはピサの北にある大きな港。周辺は工場がたくさん集まる工業地帯になっている。バスで走ったところが特に町外れだったのだろうが、どこか荒れた雰囲気を感じさた。

そして、こういう町外れにあるのが軍隊の駐屯基地。ここの写真はそこを通る時に壁の向こうに見えたもの。　軍経験もあるという運転手さんが「こいつらはリビヤへ行くんだ」と教えてくれた。

今年三月、小松がシチリアに滞在している時にはじまったリビアのカダフィ政権への空爆。あれから三ヶ月以上が経つけれど、依然カダフィは健在である。
空爆だけを続けても、最終的にカダフィ側を屈服させることはできそうにない。地上軍を派兵すれば、具体的な戦闘によってかならずやイタリア人の死者もでることだろう。

すでにアフガニスタンへの派兵で、昨年十月に四人の犠牲者を出したイタリア。他国のの内戦にわざわざかかわりになりに行って、見知らぬ人々の為に命を落とすなど、やはり愚かな事なのではないだろうか。