シルバー･スピリット号は今日もソレント沖停泊。日帰りのカプリ島観光へ。幸い好天に恵まれ、朝一番で「青の洞窟」へも無事に入ることが出来た。

ローマから三時間半かけてやってきても入れないことも珍しくないし、近頃は海の上で一時間以上も「入洞待ち」するのだそうだから幸運であった。

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しかし、声を大にして言いたいのだが、カプリ島は「青の洞窟」だけの島ではない。ここを見たからと言ってカプリ島を知ったことになど全くならないし、「青の洞窟」を見なかったからカプリ島を知らなかったという事にもならない。

カプリ島はゆっくりと滞在して、自分の足で歩いてその得がたい景観と豊かな歴史を感じるとるべき場所なのである。

今日は、さっと洞窟を済ますことができたので、カプリの街で一時間程の自由時間がとれた。

はじめて来た人に「はい、自由時間」といっても、一時間などあっという間に経ってしまう。一箇所だけでも「カプリは青の洞窟だけじゃないんだなぁ」と思っていただける場所をご案内したいと思い、希望の方とアウグスト公園へ行く。

だんだんとお店がなくなってきて、小道の向こうにアウグスト公園の入り口が見えてきたが、あれ？看板が立っている。え、１ユーロ？前来た時には無料だったじゃないかぁ〜。と、思っても仕方ない。　ま、１ユーロぐらいの価値はあるから良いか、と思うことにする。