帰国便を夜七時半の便にしたおかげで、今日は夕方までさらにロンドンを楽しめる。昼頃の便であれば、朝食を食べてすぐに空港へ向かうことになるのだから、料金は少々高くてもこの便にするのが手配上の誠意だと思う。
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朝九時過ぎにホテルを出て、ダイアナ妃が住んだケンジントン宮殿を外観から眺める。皇太子と離婚した後も彼女は子供達とここに住んでいた。チャールズ皇太子の方が出て行ったのだそうだ。
パリでの悲報をきいたロンドンの民衆は、この宮殿に花を手向けに集まってきた、そんな場所だ。 来てみてはじめて、近頃は改装して内部を見学できるようになっていると知った。
そのままハイドパークを歩くと、リスがちょろちょろ寄ってくる。餌をもらいなれている。 たくさんの犬達もお散歩。ほとんどの犬は大型犬でもリードをつけないで放し飼い。とっても生き生き走り回っているが、人間に対してはとても礼儀正しく接してくれる。しつけが厳しいのであろう。犬も人間も、きびしく躾けられた方が、それだけ自由を手に入れることが出来るのだと思う。
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木の陰から巨大な記念碑が見えてきて、なにやら巨大な背中が見えてきた。ヴィクトリア女王の御主人でアルバート公である。
彼に向かい合って、コロッセオのように円筒形のロイヤル・アルバート・ホールがそびえている。
※遠い昔、一度だけ入った事がある。エリック・クラプトンが二月に行っていた定例コンサート。スペシャルゲストがロンドンフィルオーケストラだった。
オープニング一曲目が「レイラ」の後半部分のピアノ部分からはじまったのにはびっくり。ロンドンフィルとの競演ならではのコンサートだったなぁー。
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10時半にヴィクトリア・アンド・アルバート美術館へ入館。ここもまた無料!一時間程の時間しか滞在できなかったが、その圧倒的な品々は大英博物館やナショナル・ギャラリーにも充分比肩する。
となりの自然史博物館は外観だけにして、ホテルへ戻る。三十分で荷物を整理して正午にチェックアウト。各自簡単に昼食。小松はロビーのレストランで、フィッシュ・アンド・チップスなど。
午後一時にバスとガイドさんと共にホテルを出発。今回のイギリスの旅の最後は、ロンドン塔じっくり二時間観光。市内観光ではさっと外観からの写真だけだったが、実はここは時間をかけるだけの見所もたくさん集まっている場所なのであります。
午後四時にロンドン塔を出発。
空港まで一時間程で到着できると思ったら、雨が降ってきて道路が混雑し始めた。 そして突然の暴風と雹! 二百メートル走るとぴたっと止む。やれやれ変わりやすい英国の天気だがそれにしても変化しすぎだ。
午後七時半の日本航空便は、搭乗を終えてからも天候によってか一時間出発が遅れた。