テムズ川を少し下った、ロンドンを見晴らす丘のの一角にあるグリニッジ天文台で、世界は東半球と西半球に分かれる。いわゆる子午線だ。

なぜ、ここに？それはイギリスがそう決めたから。1884年の国際会議でグリニッジを基準にする事が概ね世界に了承された。その時代、世界はイギリスを中心にまわっていたのだろう。※しらべていておもしろかったのは、フランスは1911年になってやっとこれを承認したという事実。それ以前は事実上パリを基準にした子午線を使用していたのであった。

写真上の手前地面に引かれた線であります。

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朝8時にホテルを出発し、混載の市内観光とグリニッジのツアーに参加。こういうはとバススタイルは最も効率よく市内を見学させてくれるので、時間がない時に利用すればとても有効。

The Cityと呼ばれる金融街からセント・ポール大聖堂、対岸から下車してみるロンドン塔とタワー・ブリッジ、ウェストミンスター聖堂、国会議事堂とビッグ・ベン時計塔、そしてグリニッジの丘を見学し、さらに11時半のバッキンガム宮殿衛兵交代も。
四時間少々でよくこれだけ見られたものだ。要領をよく分かったガイドさんがあってこそ実現できる技（わざ）であります。

12時半にミツコシさんの前で解散。となりにジャパン･センターが引っ越してきてとても便利になりました。日本のコンビニ並みにおにぎりやお寿司が選べます。

午後はリージェント通りを少し歩いてから、ナショナル・ギャラリーへ。劇場チケットの当日半額券が売り出されるレスタースクエアは全面改修中でシェーク・スピアの像は工事壁の向こうだった。

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ナショナル･ギャラリーのイヤフォンガイドには、昨今日本語のものもある。主要な四十作品程度ではあるが、利用価値はあるだろう。

ひさしぶりに少し自分の足で見学していたら、ずっと以前に見てから長く記憶に残っていた作品に再び出会うことができた。超有名作品ではないが、そこに書かれている人物が掲げているモットーが、自分に有効だと思えたから。

AVT TACE
AVT LOQVERA MELIORA
SILENTIO
★解説英語訳をさらに訳すとこうなる
「話すことが確実に有効であると確信できる以外は、沈黙している方が良い」

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この旅最後の夕食は、せっかくだから記憶に残るものにしたかった。ロンドンに転勤した以前からの知り合いにお願いしてめぼしをつけてもらっていたうちのひとつThe Rib Roomへ。

実はきのうの夜に来て、メニューやワインを先に選んでいたのである。

店の名前の通り、肉はどかん！と立派でおいしいものだったが、それ以上に前菜や付け合せの温野菜が秀逸。それなりに予算はかかるところだけれど、チャンスがあればまた訪れたい。