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ドーバーからブライトンへ
2011-05-20
08:00にホテルを出発し09:00から短い時間だがカンタベリーを見学。ここもドーバー同様十五年ぶりぐらいの再訪となる。
大聖堂の入り口でガイドさんとお会いする。んん、年齢、かってに八十歳は超えているかと推察。この年代でもちゃんと現役お仕事をされているのはすばらしい。でも、ま、いろいろと難しい事はある。※この事についてはまた別の日に。

10:20にカンタベリーを出発し、約一時間でシシングハースト城・ガーデン到着。澄んだ青空にひとつだけ残った城の名残であるレンガ色の塔が美しい。

シシングハーストには昼食時間を含めて二時間の滞在。食事は園内のカフェレストランで自由に。たいしたことないセットメニューを予約して、せっかくの庭園滞在の時間を拘束するのはもったいない。

13:20に出発し、四十五分ほどでボディアム城到着。ここは、13世紀の水城の姿を最も美しく留めている場所。内部は市民戦争で廃墟になったままだが、塔に登れたりしてなかなか楽しめる。
堀に映った城の石垣が、雲に隠れたり出たりする太陽によって表情を刻々変えてゆく。

14:30ボディアム城を出発し、「ドーバーの白い壁」へ。この英仏海峡に延々と連なるこの美しい白い岸壁を、どうやったら最もきれいに、無理なく見てもらえるか? いろいろな場所から情報を得たのだが実際なかなか分からずずっと考えていた。

結果、イーストボーンの西に位置する川を挟んだ場所からが「セブンシスターズ」を最も美しく見られるだろうと判断した。「セブンシスターズ」は、その白い岸壁の一角に付けられた名前である。

ほぼ16:00、観光局の小さな地図に導かれてバスはカフェやトイレの一軒も無い海が見える丘に到着。海風がびゅーびゅー吹き付ける。まわり一面、柵の向こうは羊とウサギの穴だらけ。ゲートは誰もいない。無料だし、崖の安全管理する人もいない。自分で考えて行動するべき場所なのだ。

ゆるい坂の向こうに、幸運にも太陽を受けて白く輝き続けている白い壁が見えた時、頭の中にはUB40という英国のバンドがカバーしたジミー・クリフの名曲Many rivers to crossが流れいた。
思えばこの曲の、このひとつの歌詞が強く自分を動かして、ここまで我々を運んできてくれたようなものだ。その日が今日。これだけイメージしたとおりの「白い壁」White Cliffを目のあたりできる幸運。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/iDiary/index.php

**

さらに一時間ほど走り、ブライトンの海岸に面したホテルにチェックイン。「オールド・シップ」という名前のとおりの古いホテルであるが、内部は改装されていて悪くなかった。

夕食はホテルから紹介してもらったスペインレストランへ。パエリアの米もタパス料理も悪くなかったが、いちばんおいしかったのはオリーブの漬物(笑)。

夕食の後、ブライトンの市街を少し歩く。中でも印象的なのはこの写真のインド風の建物=ロイヤル・パビリオンである。十八世紀後半のハノーバー王朝時代、ジョージ四世が摂政だった時代から建築がはじめられた、まさにインドをイメージした王家の建物である。今はブライトン市に買い取られて、内部も公開している。

十五年前に一度入ったけれど、ここはこのキッチュな外観こそが面白い。



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