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私の部屋だけ震度7
2011-03-13
11日の地震、首都圏北部では震度5だったそうだ。うちでは家具も倒れず、食器がいくつか落ちて壊れたぐらいですんだ。
でも、それは、「私の部屋を除いて」であった。
短い廊下の奥の扉をあけると、そこは震度7ぐらいの地震がきたのじゃないか?というぐらいの惨状(大袈裟?)
まず、取り外して立てかけてあったクローゼットの扉二枚が倒れ、デスクの上のペン立てを直撃。分厚いガラスのジョッキが真っ二つに割れていた。
その上に壁の片側の本棚が倒れこみ、本棚の上に天井まで積んであった資料の箱も、当然倒壊。せっかく国別にしてあった資料がぐちゃぐちゃに。
逆の壁では、背の高さぐらいに積んであった木製のCDケースがCDを吐き出すかたちで崩れている。やれやれ、また元通りに並べられるだろうか・・。
・・・この惨状をみて、最初は唖然としたけれど、すぐに「これは良い機会だ」と思えてきた。
積み上げてあった資料は、開いてみるとけっこう古いものが多く、今ではあまり使えない。インターネットでしらべればすぐに最新情報を得られそうな情報を、十年前には立派な案内書にしてくれていたのだ、政府観光局。
古い資料でももちろん使えるものはある、かつてどうだったかという記憶も呼び起こせるし、比較もできるだろう、しかし「要るかもしれない」と思えばなんでも残しておく事になる。
そうして、過ぎた時に執着する元になってゆくのではないだろうか?
CDにしても、これらを全部iPodに入れてしまえば、場所ふさぎのCDケースはいっきに要らなくなる。(もちろん捨てたりしないけれど)ジャケットなんてなくても音楽は音楽。いや、極論(笑)
倒れた本箱を起こしながら、気持ちももういちどリセットしようと思いはじめた。本当に壊れたら致命的だったコンピューターなどは全く無傷だったのだから、これはやはり神様の「リセットせよ」という啓示であったのかもしれない。と、思うようにします。
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