アメリカの経済紙ファースト・マガジンが選んだ「世界の革新的企業五十社The World's Most Innovative Companies 2011」の14位に秋田の小坂製錬という会社が選ばれたそうな。
iPhoneアプリの「漫画の新聞」で知った。
調べてみると
http://www.fastcompany.com/most-innovative-companies/2011/「なにそれ?どこにあるの?」という様な会社が、ビッグネームと同等に扱われていておもしろい。
企業の革新性というのは、結局その規模とはあまり関係ないようだ。
秋田県に本拠を置くこの会社は、スクラップ製品から資源となるレアメタルをはじめとする金属を抽出する技術に優れているという。
秋田、山形地域の鉱石=黒鉱(くろこう)には不純物が多く、それらを分離する為の技術を磨いてきたことが、昨今のいわゆる「都市鉱山」からレアメタルを再抽出する技術につながっていった。
誰も彼もが大都市へ出てきて「グローバル」とやらに打って出ようとする時代。しかし、そんな目先に振り回されずに、地域性を大切に生かしきる方が、結局世界が評価する結果になる場合がある。
「グローバル」ではなく「ローカル」な根が、最後までカギを握っている。