サンタクロース・エクスプレスは05:40前にタンペレ駅到着。零下二十度にはなっている雪でいっぱいのホームで、今年もまたペトリさんが待っていてくれた。
彼の日本語は、上手というだけでなく品があり好ましい。小松にとってタンペレの町への印象は、ペトリさんと彼の日本人の奥様とお二人によってつくられた。
昨年までと違い今日は日曜日なので、毎年楽しみにしていたマーケットはお休み。そのかわりというわけではないが、凍った湖を歩く時間を長くとった。
※タンペレはナシ(ネシ?)湖とピュハ湖という二つの湖の間に出来た街。この二つの湖には15メートルの水位差があり、それを利用した発電が可能だったことがこの町が発展する最大の要因となっている。タンペレに関しては「こま通信」内を、SEARCHで検索してみてください。いろいろ書いております。
今日は晴れ。
白い湖の上では、澄みきった青空がもうすぐ出てくる太陽を待っている。
(この写真のように)少し向こうの氷はすでに朝日をあびてピンク色に染まっている。
そこを目指して、あと少し、あと少し、と歩いていく。
途中でペトリさんが突然「エンジェルつくりましょか」と言った。
みんなが「??」と思っていると、彼はおもむろに氷上に寝転んで手足を上下にうごかしはじめた。
「はい!できあがり」
なるほど、天使ですなぁ〜(感心)
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11時半ごろタンペレを出発し、12時半前にイッタラの工場アウトレット付属カフェで昼食。
さらに一時間半少し走って16時ごろヘルシンキに到着。
今年はヘルシンキの方が北極圏よりも雪まみれであります。