チェニジアでの政変をきっかけに、アラブ諸国の情勢が不穏である。アラブの大国エジプトでは外出禁止令がだされても、それを無視するかたちでムバラク大統領の退陣を求めるデモが続いているそうな。
昨年1月も(例年通りというか)《手造の旅》ナイルクルーズへ行ったので、ほんとうに他人事ではない。今年は偶然とはいえツアーを出さなかったが、テレビにはいつも訪れているカイロの町が連日映し出されている。すごい数の群集が練り歩き、戦車まで登場する有様だ。
旅はいつだってどんな危険に出会うか予測などつかない。
1月24日に爆発のあったモスクワの空港だって何度も訪れている場所である。
昨年4月19日にはアイスランドの火山噴火であやうくツアー中止になるところだった。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/iDiary/index.php?mode=show&date=20100419一昨年11月26日にはバンコクの暴動でネパールへいけないところだった。いや、それどころか、一日早く出発にしていたら、バンコクの空港でカンヅメになっていただろう。
http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/iDiary/index.php?mode=show&date=20081126そのほかにもたくさんの「危険」を隣り合わせながら、あるいはすり抜けながら旅をしてきたのを、いまさらながら実感しております。
「危ないから」という事で旅へ出ない選択は簡単である。
今は世界中の治安が心配になってきている。日本だって以前より明らかに不安な国になっていると言える。
時期は選ぶべきだが、旅には行ける間に行っておいた方がよい。小松にもまだまだ見たい世界があります。
カダフィ存命中のリビア、カストロ存命中のキューバ・・・ちょっとキワモノでしょうか(笑)。