ハイデルベルグ、雪の朝。
駐車場から城への坂道は凍っている。
城のテラスからは、いつものハイデルベルグの町が雪に覆われてさらに美しい。
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この時期クリスマス市をめぐるツアーはかなり安いものがある。そんなひとつのツアーに添乗しているひとりと話して、実にきつい行程をガイドさんなしにやらされているのだと分かった。
我々と同じようにきのう夜中にハイデルベルグへ到着し、郊外のホテルに宿泊。朝、ハイデルベルグ観光、昼食はクリスマス市で各自自由。シュトットガルト観光(ガイドなしで初めていく添乗員さんはしんどかろう)、そしてローテンブルグまで走って宿泊。
ハイデルベルグ城は「入場」ではなく「外観」になっているそうで、旧市街のアルテブリュッケから見上げて「外観」としてしまうのだとか。ううん、これでもおなじ「ハイデルベルグ観光」と表記されてしまうのか・・・。
こう書いても、ハイデルベルグに行ったことのない人には何が違うのかよく伝わらないだろう。しかし、行ってからの印象は全然違ったものになる。 こういう行程はやはり良心的な組み方ではない。
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午後三時、シュトットガルトのマルティムホテルに到着・チェックイン。三十分休憩の後、ガイドさんとクリスマス市のある旧市街の見学へ行く。
シュトットガルトは言わずと知れたベンツやポルシェの本拠地の町で、こういう工業都市は戦争で大破壊された。
だから「旧市街」と呼べるような一角はもうほとんど残されていない。古い城がポツンと残るだけである。
※この城は博物館になっており、なかなかおもしろい展示がされているのだが、クリスマス市の最中にあっても17時で閉館!
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いろいろな出店のある一角に、昨年から出来た子供用の電車があった。ガイドさんによると、これは純粋に個人の趣味の持ち物で、一般の人々に楽しんでもらおうと無償で出店しているのだとか。
なるほど、この精巧な鉄道模型は趣味の力のな成せるものでありましたか。