午前9時40分フィレンツェ発の特急一等席で11時13分にはローマに到着。そのまま昼食、そして三時間のバチカン観光の後、ミツコシから徒歩一分もかからない共和国広場のエクセドラホテルにチェックイン。
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バチカンを三時間観光するのは誰にとっても体力勝負である。
個人的に、美術館で集中していられるのは二時間ぐらいが妥当なところだと思う。
しかし、「次に来た時にまた」というのが叶わないのであれば、よし!がんばってまわろうじゃありませんか。
半日のバチカン博物館見学では、システィーナ礼拝堂はMUSTであっても、有名どころだからといって必ず行く事ができるわけではない。
ラオコーンの置かれているアポロの中庭、ラファエロのアテナイの学堂、絵画館のラファエロの絶筆「メタモルフォシス」、ボルジア家のアパート、これらは見ないで終わってしまうことも少なくない。それだけ混雑して待たされる事も多いから。
今日はこれらを全部まわった。
ガイドのUさんお疲れ様でした。
サン・ピエトロ聖堂に出てきて歩いている時に、この写真の前法皇ヨハネ・パウロ二世の墓所の上にあるモザイクの紋章の解説をきくことができた。
紋章の下にある帯にはたいていその家かその人の生きていくうえでのモットーが書かれている。
ヨハネ・パウロ二世は 「TOVS TVVS⇒すべてをあなたに」を自分の言葉とした。
これは就任早々の1989年にサン・ピエトロ広場で拳銃の弾四発をあびた暗殺未遂事件を生き延びた後にえらばれた言葉なのだそうだ。