グリンデルワルドからルツェルンへ移動するだけのゆっくりした一日。
途中、ラウターブルンネンのシュタウフバッハの滝を見て、インターラーケンからブリエンツ湖をクルーズ。ブリエンツ湖畔のレストランに入った13時過ぎに、雨雲は遠くインターラーケンあたりに見えていた。
写真上は店に入った時のテラスの様子。湖畔を見晴らす席にのんびりと座る欧米人客。天井は布製の覆いがかけられている。
と、突然風が吹き出したと思うとすぐに雨粒が叩きつける音が響き始めた。湖畔を見晴らす席に座っていたお客があわてて店内に移動する。
内側の席に座っていた我々は「いやぁ、たいへんだねぇ」と他人事のように見ていたが、それはほんの五分ほどの事。雨どいからジャージャー雨水が流れはじめ、我々も全員店内に誘導された。
テーブルにはまだ飲み物程度しか出されていなかったので幸いだった。我々全員移動し、テラスの傘が畳まれ、布天井も巻き込まれた後すぐに、雨の音はバシバシと固い音に変わった。
なんと、雹である。
皆さん、外へ出て思いがけない天候の変化にびっくり見つめている。湖面は真っ白になり、インターラーケンどころか対岸も見えなくなっている。
今回、ずっと好天が続いていたので、こういう山地らしい天候の急変には幸い逢わなかった。
そうです、スイスはもちろんこんな風に天気が急変するのです。
いつもいつも晴れているわけではないのです。
幸運に感謝いたしましょう(笑)
三十分後、食事が終わり外へ出てみると、まったく何も無かったような暑い夏の日差しが戻ってきていた。
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午後4時少し前、ルツェルンのホテルにチェックイン。
一度荷物を置いてから、市内の徒歩観光へお連れする。
雨が降り始めているが、夕方の雰囲気を盛り上げる程度のもの。昼間の雹を経験した我々の口からは全く文句は出ません。