ツェルマットからシャモニーへ移動の日。
この移動、通常はこんなゴンドラは使わずにバスで行く。
ローヌ谷をローマ起源の町マルティニを経由してレマン湖まで出て、フランス領シャモニーのある谷へ入って行くのが楽で早いルート。
しかし、楽しむ旅というのは本来「楽で早い」ことを目的としないものなのだ。
マルティニからわざわざグラン・サン・ベルナール峠(セント・バーナード犬の名前の由来)を越えてイタリアのオアスタ谷へ降り、そこから六つもケーブルやゴンドラを乗り継いでシャモニーへ入るのが楽しいルート。
このモンブラン山越え絶景ルートが何故ツアーにあまり入らないのか? ここのゴンドラは小さくて大人数のツアーでは全く使えないし、天候による欠航も多いからである。
このモンブラン越えコース、《手造》のスイスでも組み込んでみたいです。