サンモリッツ発09:17の氷河特急乗車。
パノラマカーの一等座席である。
この車両が好評だということで、レーティッシュ鉄道では氷河特急全部をパノラマカー仕立てにしている近年。二等席も並びが四列になるだけの違いである。
今日も良い天気。
サンモリッツでも日なたは摂氏三十度を超える。
パノラマカーは景色をよく見せるために、陽射しもたくさん入ってくる構造になっている。そして、致命的なのは窓が開かない事。で、温室状態となる。
ぜいたくを言ってはいけないのかもしれないが、旧型車両で窓が開く構造の時が懐かしい。
「あぶないです!」と制止しても、カーブするのにあわせて窓から身を乗り出さんばかりに写真を撮っていた方を思い出す。こういう危険がなくなったのも良い事であるが・・・それにしても暑い車内である。
ベルニナ特急線も似たようなパノラマカーを導入しているが、大きな違いがある。各席で調節できる電動式のシェードが備えられているのだ。氷河特急の方にも是非早く取り付けていただきたいです。