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フィッシャー・アルプの夜明け
2010-06-26
午前五時半の夜明けを少しまわった頃、自然に目が覚めた。
今回毎日朝焼けの山を見るのに早起きしていたので、こういうリズムになってしまったらしい。

この宿からはアレッチ氷河が見えるわけでもないし、早朝散歩は別にいいか…と思ったがやっぱり外へでた。ちゃんと着こんでいかないと夜明けはやはり寒い。

谷を見下ろす村の向こう、山の端が明るくなっているが太陽はまだ昇っていない。

少し歩いているともう一人散歩しているメンバーがいた。
さらに、建物の陰でカメラを構えてしゃがんでいたメンバーを発見「もう一時間も居たので寒くなってしまいました」。
今日はその努力を報いてくれる景色がみられますように。

と…太陽が昇るのとは逆の方を見てびっくり!
おお!すでに朝日を少し浴びて赤くなりはじめている雪の尾根が並んでいたではないか。

きのう散歩した時にも雪山はあったのを確認していたが、これほど美しく朝焼けの山となるとは予想外だ。

少しでも見えるように、雪山に惹かれて歩いていくと右方向の尾根もきれいにみえてきた。

左はモンテ・ローザの山々、真ん中はドーム峰を中心とするミシャベル山群、小さな尖りのマッターホルンを挟んでいちばん右はブライスホルン。

**
7時を過ぎ、ゆっくりと朝食。こんなロッジホテルでも(ロッジホテルだから?)暖かいおいしいパンが出されるのが嬉しい。

09:08のロープウェイで再び氷河特急ルートへ降りる。ゴムスの谷はローヌ谷の一部。

氷河特急はここから長い新フルカトンネルへ入る。実はこの地下へもぐってしまう間こそローヌ氷河が間近に見られた区間で、「氷河特急」の名前の由来となっている。

いまやローヌ氷河は地上の旧線からも見えないほどに後退してしまっているのだが、今回我々はバスでそのローヌ氷河を見に寄る。

※昔からある売店の入り口で入場料を払うのだが、数年前2スイス・フランだったものが今回7スイス・フランに値上がりしていた。

****
東西と南北のルートが交差するアンデルマット。
ここからミラノへ行くザンクト・ゴッタルト峠には「悪魔の橋」がかけられているので有名だ。
※このあたりの伝説については各自検索してみてください。

その話をしってはいたが、今まで行ったことがなかった。
数日前今回の手配会社へお願いして、ちょっと寄る行程にしてもらった。

わくわくしてイタリアへのルートへはいると、あれ?五分も走らないうちに到着してしまった。こんなに近い場所だったのか。アンデルマットには何回となく来ていたのに「いつものコース」しか走らないと、すぐ近くでさえ知らないものだらけだ。

さらに、行ってみてはじめて気付いたのは、そこがナポレオン軍とロシア軍の戦いのあった場所だったという事。巨大なロシア語の慰霊碑があってはじめて知った。

イタリア方面から入ってきたロシアのスヴォーロフ将軍はここでナポレオン軍を打ち破りスイスへ進軍していった。

昼食を食べたカフェにもたくさんのロシア語新聞が貼ってあり、壁にはその戦いの時の銃が飾ってある。メドベージェフ大統領の写真もあり、ここはスイスを訪れるロシア人にとって大事な場所なのだ。

手元のブリタニカ百科事典でスヴォーロフ将軍の経歴ぐらいは分かったが、それ以上はまた「宿題」である。ロシアに行った時にロシア人ガイドさんにでも質問してみよう。

****
今日はヨーロッパの三つの大河の水源をまたがって移動する。
ローヌ氷河は南仏から地中海へ流れ込むローヌ川の水源。 アンデルマットからクールの方向へ行くとライン川の上流ヒンター・ラインの間近を走る。
そして、峠を越えてサンモリッツ方向へ降りるとそこはドナウ川の支流であるイン川の上流である。

夕方、サン・モリッツのホテルにチェックイン。
ここはグリンデルワルドやツェルマットのように日本語の看板の店など見当たらない。中華料理を希望する方もあったが、それもぱっと見、見つからなかった。日本人観光客には「不便」かもしれないが、それは良いことのように思える。

夕食はイタリア風の前菜とピッツァにしました。



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