先月の「《手造の旅》トルコ、エディルネへも行く」の帰国後の集まりの為に渋谷のトルコ料理屋を下見に行く。
トルコの旅だったのだからトルコ料理屋でまた集まるというのは、一見自然な選択に思えるかもしれない。しかい、実はなかなかむずかしい事がある。
《手造の旅》メンバーには、現地でかなりおいしいトルコ料理を選んでたべていただいているから・・・
「やっぱり現地の方がおいしかったですね」
こういう感想はお店で漏らしたくない。
「やっぱり日本で食べた方がおいしいね」
これも、なんの為にトルコに行ったかわからなくなる。
いちばん良いのは「ああ、これ、トルコの味を思い出す」という感情が沸いてくる事。
このお店はちょうどその雰囲気を持っている。
全部で三十席ほどの小さな店の料理をつくっていたのは、まだ日本語もおぼつかないが、はにかみ顔がかわいいイケメントルコ人シェフであった。