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「ガリレオは正しかった!」
2010-04-29 みどりの日
《手造》イタリア中部小都市10日にて、ローマのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会でガリレオに関する特別展示を見かけた。

その中で、写真上のような映像と下のようなハンマーと羽がセットで展示されていた。※実際の上映されていたフィルムはとても画質が悪くて見にくかったので、NASAのサイトから同じものを。

月面で撮られたらしい三分ほどの短い映像が繰り返し流されている。これはいったい何が言いたいのだ?

ぼんやり見ていて、突然はっと気づいた。 英語の解説もあったのであらためて読んでみると、17世紀ガリレオの学説を20世紀のアポロ15号が月面で実証しているところたったのである。

ガリレオが三百年前にアタマで考えたのは下記のような事。

★地球上でハンマーと羽を同時に落とすと、当然ハンマーが先に地上に落ちる。 それは空気があるからで、もしも空気がなければ両者は同時に地面に到達するだろう。

しかし、ガリレオは月面にいくことは出来なかったし、これを実証できる実験器具なども当時はなかった。頭で考えて正しい確信を持っていても、それを視覚的に人に証明してみせるのは不可能だった。

目で見てはじめて納得する人々の方が、世の中の圧倒的多数に違いない。

1971年7月26日、アポロ15号は月面へ到達。
船長のデビッド・スコットは、空気のない月面でガリレオが出来なかった実験を行う。
※下記NASAのページから実際の動画を見る事が出来ます。
http://nssdc.gsfc.nasa.gov/planetary/lunar/apollo_15_feather_drop.html

デビットが話す事の要約
「私は左手には羽、右手にはハンマーを持っています。ガリレオという人が遠い昔に発見した重力の法則、私たちは今それを確かめるのに適した場所にいます。彼の発見をここで実証してみましょう。 左手の隼の羽とハンマーは同時に地上に届くでしょうか・・・」

そして、実際に同時に月面に落ちるハンマーと羽!

地球の管制室でわきあがる歓声と、スコット船長が「ガリレオはただしかった」と感嘆する言葉。

三百年前のガリレオに聞かせてあげたい。
アポロ15号で実際に使用した、このハンマーと羽をガリレオにプレゼントしてあげたい。



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