マドリッドからトレドへの観光。
きのうからの雨は夜には標高の高いところでは雪になっているという予報だった。今朝、トレドへ行く途上で予報通り雪が積もっていた。
マドリッドはヨーロッパの首都の中で最も標高が高く、海抜六百メートルに位置している。
トレドへ着くと雪ではなかったが冷たい雨。
旧市街の観光は歩くしかないからこんな天気の日は少々つらいが、人は少なくて良い。
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13時には旧市街を見晴ら場所にあるパラドールへ到着。雨にぬれたテラスの向こうにタホ川がぐるりとトレドを回りこんでいるのが見える。暖かいダイニングの椅子に座るとほっとする。
ここでの昼食は本ツアーでいちばん楽しみにしてもらう価値がある。当然のようにワインとともにサーブされる。
この写真からだとあまりおいしさが伝わってこないけれど、前菜の皿にある赤ピーマンを焼いたものが特に好物。もちろんハモン(ハム)も。
メインはイベリコ豚のステーキにチーズベースのソースをかけたもの。食べてから、以前に同じメニューで、同じように固めだったのを思い出した。
日本人がおいしいと思う肉の硬さとはちょいと違うが、これはそういうふうに調理されているのだろう。おいしい肉なのだ。
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午後三時半過ぎにマドリッドのホテルへ到着。
アトーチャ駅すぐ近くのホテルなのでとても便利。
ピカソの「ゲルニカ」が展示されているレイナ・ソフィア美術館は目の前。ささっと荷物を部屋に置いて希望の方をお連れする。
今日、土曜日の午後は入場料も無料である。
夕食がついていない今日は、おいしいものを食べるチャンス!以前から気になっていたきのこの専門店へ行こうと「秘かに」思っていたつもりだったが・・・結局十人ひきつれて行くことに(笑)高級店じゃあないし、メニューもごく限られたものしかないけれど、ここのきのこは一度味わう価値がある。