朝9時15分バルセロナ発のスパンエアに乗りグラナダへ。
飛行機を降りたらちょうど雨があがったところで、太陽が射してきて背中が温かくなった。
アルハンブラ宮殿とヘネラリーフェを見学しているあいだは傘は必要なし。「思ったより暖かいですね」などと話していた。
市内のレストランで昼食を終えて外へでた14時半に、空は暗転。
ぽつぽつ降り始めた雨を避けてバスに乗り込み、グラナダ盆地から地中海をめざす。
峠をこえてマラガに出ればきっといつもの陽光明るいコスタ・デル・ソルが待っている・・・と思っていた。
霧か雲にまぎれる峠を越える。
マラガに流れ込む川はいつもちょろちょろとした流れなのに、今日は茶色の濁流。
コスタ・デル・ソルを走りだしても、太陽は顔をだしてくれない。
それどころか、どんどん雨脚はつよくなっていく。
ミハスの高台にバスが止まると、テラスからの眺めはこの写真の様。まるでアルプスの村に来たようだ。
「地中海はどこでしょう?」
いつもならこのテラスに立ってそんな質問など出るわけもないのだが、今日はすぐそこにある海が灰色にまぎれてよく見えない。