「エシレ」のフィナンシェとマドレーヌをはじめて食べた。
偶然、同時にいただいた日本のマドレーヌもとてもおいしかったが、「エシレ」のものはなんというか、目指している「おいしさ」の方向が違う気がした。
なんと言うか・・・さすがは『バターの家』だな、と。
たぶん、日本で同じようにつくろうとすれば出来るのだとおもう。
それをしかし、あえてしないのが日本のメーカー。
「どっちが好みだった?」
二種類を食べ比べてみた周辺四人の反応は2対2。
…なるほど、日本はどんなものでも日本風にアレンジし、それは充分成功しているのだ。
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有名らしいですねぇ、このお店。
フランスには数えられないぐらい行っているし、自分なりにいろいろおいしいものを探しているつもりだが、知らなかった。
いや、小松は十年ぐらい前まではたいして「おいしい旅」を追求しようと思っていなかったのです。それが、出会ったくいしんぼうさんに導かれて、今では自分も少しだけ「くいしんぼう」になってしまったらしい。
それでもこういう「有名品」というのには弱くて、いつまでたっても教えてもらう側である。