カイロのイスラム地区を歩く一日。
いつもお願いするガイドさんと共に、少人数でなければなかなか入りにくい場所を訪れる。ガイドブックには詳しく取り上げられない場所が多いけれど、現代のカイロを理解してもらうには不可欠の場所である。
ざっと思い出す訪問場所・・・
●アズハルモスク内部〜十世紀ファーティマ朝初期
●スルタン・カーンスーフ・アウグーリーの隊商宿・廟・マドラサのコンプレックス内部〜十六世紀初頭マムルーク朝の実質最後のスルタンによる
●アシュラフ・バルスベイのモスク内部〜15世紀マムルーク朝
●カラーウーンの創設した病院外見
●スルタン・バルクークのマドラサ外見〜14世紀マムルーク朝
●アクマル(月の光)モスク〜ファーティマ朝
●カミリヤ・マドラサ〜13世紀マムルーク朝
●ハーキム・モスク〜ファーティマ朝の狂気の王アル・ハーキムによる
他にも諸所説明していただいたが、中でも興味深かったのはこの写真の貯水槽である。
看板によるとここはスレイマン・アガ・エル・シラッダーの邸宅?だった場所。19世紀モハメド・アリ王が造らせた貯水槽がこの地下にあることは忘れ去られていたそうだ。
たった十年前に偶然地下への階段が見つかり、広大な空間が発見されたそうな。へぇえ、こんな巨大な空間が忘れられていたんだ・・・。