朝6時、まだ暗い時間だが気球会社のバンがホテルに迎えに来た。
ナイル川をボートで渡り、西岸に到着。
別のバンに乗ってグランドにつくとすでにたくさんの気球が横たわっていた。
ごうごう音をたててバーナーが熱い空気を送り込み、ゆっくりバルーンが立ち上がる。二十人以上が乗れる巨大なバスケットを持ち上げる風船は鯨のように巨大である。
7時前、朝日が「王家の谷」の山を赤く染め始め、我々の気球もふわりと空中に浮かび上がった。
※このあたりの写真は、「世界の写真」⇒「エジプト」⇒「気球」にてご覧ください。
夢のような四十分のフライト。
風もなく穏やかな今日、我々の乗ったバスケットは休耕地に柔らかく着地した。
気球を片付けるために何十人も人が集まってきて手際よくたたまれていく。シャンペンはないが、太鼓と歌と踊りで無事帰還を喜ぶ。
再びバンに乗り込み、8時過ぎには「メムノンの巨像」にて我々のプライベートバスとミート。ホテルから運んできてもらった朝食BOXをあけてピクニック。
まわりには各国の観光客のバスが到着し、今日も一日がはじまった。
「王家の谷」を見学。
ここではカメラはすべてバスに置いていく。
昨年からここでは墓の中だけでなくエリア全体が撮影禁止になってしまった。
外国人は入場料金一人80エジプト・ポンド=約¥1500。これで三箇所の墓に入る事ができる。今回はラムセス9世、3世、1世、+別料金100ポンド!のツタンカーメンの墓に入った。
11時に「王家の谷」を出発し、石屋、ハトシェプスト女王葬祭殿を見学。
13時すぎにクルーズ船「ソネスタ・ムーン・ゴッデス」にチェックイン。 部屋にバスタブとベランダが着いた船を選んだ。食事ももちろんおいしい。
昼食の後しばし休憩。
16時15分、バスにのりルクソール神殿を見学。
18時過ぎに神殿入り口にもどってくると、この写真のようなライトアップがはじまっていた。
入り口の外にはかつてカルナック神殿までえんえん続いていたスフィンクスの参道が、最近発掘・復元され、ライトアップされている。
神殿入り口にかつて二つあったオベリスク。
今はご覧のように左のひとつしかない。
右側のものは、モハメド・アリ王がフランス政府にプレゼントし、現在はパリのコンコルド広場に設置されている。