ニュルンベルグ、ゲルマン博物館にて。
1380年製作の笛吹き少年「シャルマイ」の像。
※「シャルマイ」とはオーボエの原型になった楽器で、もともとは中東あたりの葦笛が起源と考えられるそうな。
見た瞬間「あ、ここにあったんだぁ」と思った。
昼間に精霊病院で食事をした時中庭にあった像はこちらが本物。
ガイドさんが「こちらはレプリカで本物は博物館にあります」と解説しておられたっけ。
腰に巻かれた鎖は病を意味する。
笛を吹くのはそこからもうしばらくで解き放たれる喜びをあらわしているのだそうである。
確かにうれしそう。
ニュルンベルグ市の解説本によると、この像は内部が空洞の銅像としては最も古いものなのだそうだ。
もともとの設置場所は噴水の真ん中なので近寄れないが、博物館ならではで、すぐ近くへ寄ってみてみると、頭の部分に穴が開いていて空洞になっていた。失蝋法で製作されたのがよくわかる。