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雪のニュルンベルグ
2009-12-13
午前、ニュルンベルグ徒歩観光。
**

ニュルンベルグという名前の由来は「石の山」なのだそうだ。その名前のとおり、旧市街の北には岩山があり、そこに11世紀から皇帝の城がある。

午前10時頃坂道をのぼって城に入場。
内部を見学しているうちに雪が勢いを増し、出てきた時には石畳が真っ白くなっていた。

写真は城内から旧市街へ続く急な坂。
滑らないようにおそるおそる下りてゆく。

昼食は元「精霊修道院」だったレストランにて、定番のニュルンベルグ・ソーセージを。

しかし、ご一緒したガイドの方が同じうニュルンベルガーでも白い色をしたものを注文された。
焼かずに茹でて透明なオニオンとマリネしたようなもので、これがめっぽうおいしい。「ニュールンベルガー・サワー」というのだそうだ。覚えておこう。

**
午後、自由行動。
バンベルグへ行かれた方11名。

小松は自由研究の時間とする。
いくつかの教会やゲルマン博物館にある15世紀の彫刻をちゃんと見ておきたかった。
アダム・クラフト、ファイトシュトース、などなど。彼らはヴュルツブルグのリーメンシュナイダーと同時代のマイスター達である。
つまり、イタリアではダ・ヴィンチの時代より少し早いぐらいにあたる。同時期のイタリアルネサンスとの比較もおもしろい。

教会にある彫刻群は日本の美術館になど来ないから、こういうマイスターの作品がいかに素晴らしくてもなかなか日本での知名度は得られない。 小松も実際に見てみてはじめてその魅力に惹きつけられた。

こういった作品をしっかり解説してくれる日本語ガイドさんというのは、田舎街には正直ほとんどいない。いつか、小松がしっかりガイドできるまでになりたいものである。

***
夕食は「トゥッハー」というビール会社がやっている郷土料理の店へ。トゥッハー家は15世紀の彫刻家ファイト・シュトースを援助したニュルンベルグの豪商。今でもそのファミリーは存続している。

クラシックな店内はクリスマスの装飾が美しかった。 



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