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ハンガリーの王冠を見る
2009-11-27
ブダペスト半日市内観光。
午後から自由行動。
夜はシタデルのショー・レストランの後、21:30からドナウ川貸切クルーズ一時間。
**
午後の短い時間をつかって、長年見たいと思っていたハンガリー王冠を見に行くことが出来た。ネオゴシックのすばらしい国会議事堂の中に置かれている。

今やハンガリー仁王はいない。
1918年に崩壊したオーストリア・ハンガリー二重帝国では、ハプスブルグ家の皇帝が兼務していた。

王冠の由来はローマ法王から贈られたという他にもいくつかあるようだが、初代ハンガリー王イシュトバン王の戴冠に使われたのははっきりしている。つまり、ハンガリー王国一千年の歴史そのもの。

社会主義時代には長く国立博物館に置かれていたが、2001年から現在の国会議事堂に移された。「歴史の遺物」ではなく、再びハンガリーという国を守る位置に戻されたように感じる。

国会議事堂の見学は基本的に予約制で時間も決められている。議会開催中は当然出来ないし、その都度確かめていかないといけない。

今日は16時からとガイドさんが教えてくれたので、ご希望の方々と(今回参加の皆さんほとんどでしたが)見学することが出来た。

※建物の装飾その他についてはまた別の機会に

王冠の中でもっとも変わっているのは頂上にある十字架が曲がっていること。これがなぜ曲がっているのか? いろいろな人に訊ねるのだがなかなか納得いく答えに出会えない。

「あわてて移送する時に入れ物が小さくて曲がってしまった」というのが良く聞く理由だが・・・ほんとうにそうなのか?

いずれにしても「曲がった王冠がハンガリーのシンボル」になっているのは間違いなく、これはかなりユニークな事だろう。
確かに、曲がっていました。



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