朝8時、チェスキークルムロフ出発。
プラハからここまではエルベ川水系だったが、ひと山越えてリンツからはドナウ川水系へ入った事になる。
昼12時少し前にザルツブルグのクラウンプラザホテルへ到着。
今日はここに宿泊。チェックインには早すぎる時間だったが、旧知のガイドさんのおかげで部屋の鍵を貰うことが出来た。
荷物を置いて、さっそく徒歩観光へ出発する。
こちらも夜は雨がふっていたそうだが、すっかり良いお天気。
ホーエンザルツブルグ城が近く見える。ミラベル庭園も緑が鮮やか。
「先週からトム・クルーズが撮影で滞在していてたいへんです」
なるほど、大聖堂の脇にもそれらしい機材がたくさん積まれている。でも、もちろんトム・クルーズはそのへんを歩いていたりはしない(笑)。
「昨夜は橋を封鎖して午前三時ごろまで撮影だったようだし、今日もやるんじゃないですか?」
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ザルツブルグの映画というと、だれもが「サウンド・オブ・ミュージック」を思い出す。 音楽と共にその舞台であるザルツブルグと周辺の魅力も楽しめる映画だし、ここへ来る人には是非見ておいて欲しい映画である。
しかし、あの作品は1950年代の舞台を1960年代前半に映画化したもの。そろそろ半世紀経つのだ。
若い世代には必ずしも一般常識とは言えない。
ザルツブルグの町が、そろそろ「次の映画」を持ちたいと思っても無理はない。「局長はそんな思惑でトム・クルーズの映画を誘致したようですよ」との話もきこえてきた。
夕食を終えて夜8時半過ぎ、橋の上空でヘリコプターがサーチライトでザルツァッハ川を照らしているのが見えた。何か探しているような動きである。
※写真右の光がヘリであります。
ははぁ、映画の中で逃亡するトム・クルーズを追っかけているのだな?っと勝手に判断(笑)。来年2010年の公開が楽しみ。