南仏、ヴェゾン近郊、丘の上の小さな町セレステ。

車を降りて街の城壁の門をくぐり、中世風の細い石畳の道をぐねぐね登っていくと、さっきしたから見えていた城壁のすぐ近くに到達する。

ほとんど壁だけに見えるが、写真右の部分はかつての建物が修復されているそうだ。今は閉まっているが見学するべき「内部」もあるらしい。

12世紀頃、ヴェゾンはトゥールーズ伯爵と争奪の的になっていて、ここはヴェゾンの司教が窮地の時に避難する為に建てられた。

調べてみるとこの小さな村には2006年に亡くなったフランソワ・スターリーという現代彫刻家が住んでおり、そのアトリエが現在財団によって公開されているということだった。

時間があれば見るべきものはいくらでもある。