午後２時過ぎ成田到着。
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今回のスペインツアーでもっとも印象的だった宿泊地はカルモナ。

バルセロナ、マドリッド、コスタ・デル・ソルの快適も良いが、もともと城や修道院であった場所を改装してつくられたパラドールは他に代用のきかないいわゆるオンリーワンの価値を持っている。

部屋が広くてスーツケースを二つ広げられて、お湯がたっぷり出て、エレベーターもたくさん設置されたホテルはクレームにはなりにくいだろうし、ツアーを手配する立場には使いやすい。

しかし、どの部屋も同じ箱物につくられた場所は、世界中それほど変わらないだろう。その場所の持つ歴史や文化を体験するのが旅ならば、他所の不自由さはあってもその場所にしかない宿泊場所を体験したいものだ。

スペインの国営ホテルチェーン＝パラドールはこういった趣旨にあった場所がたくさんある。
これらをうまく使ったスペインの《手造の旅》をそのうち企画してみたい。