午前中トレド観光。
昼食はトレドのパラドールにて、すばらしい眺望のレストラン。
午後、自由行動。
しばらくぶりにマドリッドの町を歩かせてもらった。
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アトーチャホテルからマヨール広場方向へ抜ける一番便利な通りは一時けっこう危険地帯と目されていたようだ。今はだいぶんよくなってきていて、今回、有能なナビゲーターと一緒にぶらぶら歩いた。
マヨール広場に出ると、ちょうど満月に近い月が群青の空にのぼっていた。レンガ色の四角い広場とクラシックな街灯。
「ほんとにきれい」と、思わず声に出してしまう。
「なん度も来ているのに、小松さん、ほんとに感動してるんですね。それが、私たちにも伝わるんですね」と言われた事がある。
そうなんだ、何度も来ているからといってこんな風景に感動しなくなるようなら、旅の経験は「鈍化」って事なのか?
「まぁ、こんなもんです」とか「もっとすごいのみたことがあります」なんて言うようになったら、旅するのなんて止めたほうがよい。