クレモナを出発しミラノを観光・泊。
ミラノの観光で今回どうしても入れたかったが「チェナコロ・ヴィンチェンツォ」=「ダ・ヴィンチの食堂」=いわゆる「最後の晩餐」。
1991年に訪れた皆さんは修復が始まって間もない頃の記憶しかない。完全修復されてからのものを是非見てもらいたい。
しかし、この有名画をめぐる状況はあの頃とはとんでもなく違っている。完全修復が終わってからは予約制になり15分毎に25人しか入場させなくなってしまった。 この入場コントロールは機械が行っているのでそう簡単に変更できない。つまり、交通渋滞で遅れても入場は出来なくなる。
しかも、このチケットが旅行会社といえどもなかなか手に入らない。わをかけて、先月から予約会社が変更になり、システム移行の混乱で実質ネット予約が出来ない状況になっている。
こんな困った状況をどうするか?
助けてくれたのは、ローマの友人であった。
ミラノの知り合いに連絡してなんとか今日14時15分入場の分を15名都合つけてくれた。料金は少々プレミアがつくし、我々11名に対し15枚の券をまとめての販売という条件もあったが、余りは現場で入場したい人に分けてあげる事ができるだろう。
しかも、わざわざ我々の到着時間に合わせて持ってきてくれるという。感謝。
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14時ちょうどにこの写真の入り口で無事にチケットを渡してもらえた。余りのチケットは南米から来ていた家族三人と、日本航空の客室乗務員をしているという香港からの二人に販売する事ができた。
料金は券面の8ユーロ。
ここでプレミア価格で販売するとダフ屋になってしまう(笑)。
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ミラノを訪れる多くの旅行者が一度見てみたいという思う「最後の晩餐」。彼らにはたいてい一度しかチャンスがない。
そんな状況を利用して、券面8ユーロのチケットがどんどん高値になってゆく。
日本の有名旅行会社の中にはこのチケットを一万円で販売していたところもあったそうな。やれやれ。