ホテルからバスではなく歩いて観光に出発した。
まだ観光客の少ないカレル橋を渡り、マラー・ストラナ地区に入って路面電車に乗る(写真)。大人数のグループではこういう楽しみ方は出来ない。十人少しというのは何をするにもよい数である。
フラチャニ城の近くで降り、チェコ屈指の蔵書を誇るストラホフ修道院を見学。政治的動乱でたくさんの修道院が閉鎖された革命時代、多くの本がここに集められたのである。モーツァルトもこの修道院の教会で演奏したと書かれたプレートがあった。
城内の旧王宮では大統領就任式の行われる由緒あるブラティスラフホールへも入場。
ゴシックの網の目のような天井が美しい。
城を出たところで昼食。
近年再現されたブドウ畑を見下ろす丘のレストラン。
今日は雨模様なので透明なテントが張られている。
夕飯をしっかり食べる予定にしているので、昼は簡単に。パンをくりぬいてスパイスたっぷりのスープを入れた一皿、またはチェコの伝統料理ゆでた牛肉とクネドリキと呼ばれる蒸しパン。一皿とビールで軽くすませよう。
昼食後、マラー・ストラナ地区でミクラーシュ教会を見学。ここはモーツァルトが亡くなった時、ウィーンよりもザルツブルグよりも早く追悼ミサを行った。だまし絵装飾がおもしろい。
カレル橋を渡ったところでスメタナ記念館の前にある彼の像へ。
このすぐ近くにある「ベルビュー」というレストランにちょっと立ち寄って今晩のメニューを相談した。ここは初めてプラハに来た1989年にはじめて入ってから折々に利用している。この二十年、いつも安定して美味しい。
旧市街広場、市庁舎の塔へ登り、仕掛け時計を見る。
雨もだんだんとあがり、時折青空も見えてきた。