朝8時前に出発し、朝のザイオン国立公園へ。
雨が降り出しそうな天気だったが、なんとかもってくれた。
国立公園を出たところで昼食、その後いっきにラスベガスへ走る。
標高の高いザイオンでは肌寒くさえ感じたのに、ラスベガスまで降りてくるうちに灼熱…まではいかないが、かなり暑くなった。
サーカス・サーカスにチェックインして、ホテル内でやっているミニサーカス=空中ブランコをちらっとみたら、老舗ステーキハウス、その名もTHE STAKE HOUSEに六時前に入る。
ここで出てきた骨付き肉は、間違いなく今まで世界中で見てきた数あるステーキの中でいちばん大きなサイズだった。
夜、夜景ツアー。
フレモント・ストリートの電光屋根はいつ見てもすばらしい。
約十分間の音と光のショー、音響がしっかりしている。
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プロの写真でなくても、誰の取った写真でもよい。
その写真をひと目見ていきたくなる場所というのが、広い世界には存在する。アンテロープキャニオンは確実にそのひとつに数えて良い。
しかしアンテロープキャニオンを我々が写真で撮影するには大きな困難がある。
それは「砂」。
枯れ川なのでもともと細かい砂でいっぱいなところを人々が歩くのだから、どうしても砂が舞い上がる。
その上、岩割れ目から差し込んでくる太陽の線をはっきり見せようと、「写真家」たちがわざと砂をすくいあげては空中にばらまくのだ。
これはそばにいる人には実に迷惑な話。防塵対策がされている高級カメラなら大丈夫なのかもしれないが、小松はこれまで二度ここでデジタルカメラを壊している。
メーカーの修理窓口で「砂かぶりですか、それは水よりも始末悪いですね」と言われた経験から、今回はその轍を踏むまいと前日にいろいろ考えた。
といっても、元来用意周到方でない自分なので、ありあわせのビニール袋に入れてレンズだけを出すというぐらいの方法でしかない。
電源を入れてにょき〜んとレンズが飛び出すと、どうもぴったりかたちに合わなくなってしまう。
撮れた写真にもこんな変な幕がうつってしまった。
帰国後、ある集まりの時、
偶然にこの課題をぴったり解決してくれるグッズをいただいた。
ははぁあ、こんな便利なものがあるのですね。次回からはこれを使おう。