午前、エジンバラ半日観光。
カールトンヒルへ上り、ホーリールード宮殿とエジンバラ城へ入場。午後、希望者と共にバスで四十分ほど離れたグレンキンチー・スコッチ・ウィスキー蒸留所へ。
夜はこのツアーのメインイベントであるエジンバラ城のミリタリー・タトゥー見学。
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この場合の「タトゥー」は刺青の事ではない。辞書をひくとちゃんと「軍事行進」という意味も載っている。
今年で六十周年を迎えるエジンバラで一番人気のショーは各回確実に全席売り切れ。八月の三週間毎夜続けられ、毎年二十一万七千人が参観するのだそうだ。
軍楽隊が演奏しながらマスゲームを繰り広げるという趣向なので、言葉がわからなくても問題なく楽しめる。観客の35%が外国人なのだそうだ。
出演国も多彩である。
今年はトンガ王国、中国西安、スイス(バーゼルの「Top Secret」というグループのバチさばきは実に見事だった)、オーストラリア、南アフリカからも参加していた。
約一時間半のパフォーマンスの中核はやはりスコットランドのバグパイプ軍団。何十というパイプの通低音がかもし出す雰囲気は人を恍惚にさそう。
最後の方で印象的だった場面がこの写真。
エジンバラ城に黙祷する兵士が映し出されている。
アナウンスが「今もアフガニスタンで戦い続けている我々の兵士たちがいます。彼らの為に祈りましょう。」アフガニスタンで殺されたイギリス兵は増加傾向にあり、開戦から現在までに百九十人以上の犠牲者がでている。