モスクワのノボデビッチ修道院は古今の有名なロシア人が多く葬られている場所である。ここの墓地を解説してもらいながら歩くだけで、自然にロシア史の面白い部分が見えてくる場所だ。
写真ストップだけでは《手造の旅》承知いたしません(笑)。
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ここはもともと女子修道院で、王族で権力から追われた人が幽閉される場所にもなっていた。
最も有名なのは、あのピョートル大帝の異母姉ソフィアであろう。
ピョートルが不在中に反乱を画策し、それを処罰されてピョートルの前妻と共に幽閉された。
※彼女の反乱は一度だけではなかった。
この写真の建物がまさに彼女たちが幽閉され起居した建物だが、今は特別なんでもない展示室になっている。
ピョートルは彼女たちの部屋の外に絞首台を設置し、毎日嫌でもそれが目に入るようにさせたそうである。