午前、クレムリン観光。
この城壁の中は今でもロシアの政治の中心だから、我々観光客が美術館へ行くのにも必ずセキュリティを通らなくてはならない。
「武器庫」と呼ばれる博物館にはロシア帝国の至宝の数々が並んでいるが、今回は特に圧巻の「ダイヤモンドファンド」も見学コースに入れた。ロマノフ王朝が使用した皇帝の冠など三種の神器もそこにある。
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写真右手に写っているのは、エカテリーナ二世が夫をクーデターで退位させた後、自らの戴冠式で着用したドレス。33歳、ウェスト48センチ、だそうだ。
写真左手のポートレート壁掛けは後年のエカテリーナ二世。
靴を見せた姿で微笑んでいるのに注目。
当時、女性が靴を見せるというのは娼婦ぐらいだったのだそうだが、愛人をたくさん持っていたと噂されたエカテリーナの事をちょっと風刺している。
しかし、女帝本人はそれを笑って受け入れる度量があった。
☆クレムリンの「武器庫」は現在写真撮影が禁止になってしまった。この写真は2005年に撮影したもの。
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「武器庫」の見学を二時間ほどで終えて、クレムリン内の教会群を見学。「大砲の王様」、「鐘の王様」を見て、クレムリンには似つかわしくない会議場の前を通りトロイツカヤ塔より退出しバスに乗る。
昼食の後15時半過ぎにモスクワ・ドモデジョボ空港到着。
JAL442便にチェックインし、帰国の途へ。