昨夜宿泊した古都スズダリの町を午前中めぐる。
午後、ウラジミールの町を少々見学し、18時過ぎにモスクワのホテルへ到着。
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ポジャルスキー候はロシア解放の英雄である。
17世紀初頭、モスクワまでもポーランドに占領されていた時代、ミーニンと共に資金を集め人を集めて抵抗運動を起こし、ロシアを開放した。
社会主義時代でも英雄として認識されていたのだろう、赤の広場の有名なワシリー聖堂前にも二人の銅像があった。
ポジャルスキー候はここスズダリの出身。
この町でももっとも壮麗なスパソ・エフフィミエフ修道院に葬られている。
以前のパッケージツアーでは中に入ることが出来なかったが今回は入場。
ポジャルスキー候の墓はどんなに立派なものだろうと思っていたら拍子抜けする。
ただ十字架と棺をあらわす石が置かれているだけだったのだ※写真下。
実はその墓はかつては大理石造りの美しいものだったのだそうだが(写真下)、スターリンの命令で取り壊され、石材をモスクワの地下鉄作りに転用させたということである。