午後1時過ぎ成田空港到着。
**
カルテンベルグの騎士祭で興味をもっていたもののひとつに騎士の挨拶がある。
騎士の挨拶とは、
顔を覆っているマスクを上げて相手に顔を見せる事。
実際鎧兜をつけている人物が誰かを判別するのは難しい。
戦闘を開始する前に、目の前にいる相手が本当に自分が相対するべき相手であるのか、本物であるのか? 疑念が生じることは充分考えられる。
そこで名乗りをあげ、右手で兜の顔の部分を覆うシールドをあげるしぐさをする。これが、現在の軍隊式敬礼のポーズの元になっているのだ。実際やってみるとすぐに納得してもらえるだろう。
映画の中で現代の軍人が敬礼するとき、手のひらをひらりと裏返す感じで敬礼する人があるが、これはまさに兜のシールドをあげているしぐさだ。このカタチのほうがもともとの敬礼のポーズだと言えるかもしれない。
今回のショーの中で使われていた兜はもちろん本物ではなく、こういった「挨拶」の場面もなかったのが、ちょっと残念。