成田を出発し19時過ぎミラノ・マルペンサ空港到着。
ホテルにチェックインした21時前でもまだまだ明るかった。

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写真上は翌日ミラノ観光の時のもの。
下は数年前改築に入った直後のスカラ座。

改築後だけを見ると、ほとんど変わったように見えない。見えないように考えて改築している。

しかし、こうして比較すると違いははっきり分かる。
ファサードは変わっていないけれど、後ろに突き出した円筒形の構造物は以前なかったものだし、表面だけを残しての大改修だった事が感じられる。



思い浮かぶのはわが日本の歌舞伎座立替計画。
現在のクラシカルな入り口は継承していく予定だそうだが、すぐうしろに高層ビルを建設する事になるらしい。

そうなると、このスカラ座の改修のように巧妙に「目立たぬように」というわけにはいかない。

こういった町の「顔」になる建物については、建物単体だけで良し悪しを論ずる事は出来ない。総合的な都市環境･景観も含めて考える必要がある。ま、このスカラ座改修計画で高層ビルをくっつけるアイデアは考えられなかっただろう。

逆に歌舞伎座の周りにはすでにビルが林立しているという状況だったから出てきた改築案だったわけか。