今月13日の朝、プラハにて。
ヴォルタバ川近くのホテルの窓から、帰国便に乗る朝、日本から持ってきた最後のおせんべにかじりつく前のショット。
川の向こうの丘の上に小さく見えるのは巨大なメトロノームのオブジェ。社会主義時代にはここに巨大なスターリン像があった。はじめてきた1989年にはあったのかどうか…よく覚えていないのだが。
**
パンもパスタも大好きだけれど、やっぱりお米が好きな日本人だとよっく自覚している。とりわけおせんべには抗いがたい魅力があっていつも持っていく。
旅のはじめの方で誘惑に負けて食べてしまうとたいてい後で後悔する。「なくなった」と思っていたのに、最後にスーツケースの下のほうに隠れていたのを発見して、無性に嬉しくなる。
異国の旅なればこそ、せんべい一枚で幸せになれる。