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晴れた日はシャーフベルグに登ろう
2009-05-09
ザルツブルグ二泊の中日。
昨夜遅くに雨が降り、明けて太陽に緑輝くすばらしい朝となった。

ザルツブルグ城が美しい借景になっているミラベル庭園を歩き、カラヤンの家の前を過ぎ、イン川の支流ザルツァッハ川を渡るとモーツァルトの生家のある旧市街に入る。

モーツァルト未亡人コンスタンツァやヨーゼフの弟ミヒャエル・ハイドンの墓のある古い墓地を通り大聖堂を見学。昼食は城のテラスのレストランで屋外に席が用意されていた。日なたを嫌う日本人には通常屋外席はあまり適さないのだが、今回は少人数なので全部の席がしっかり日陰にしてあり問題ない。
快適な風が古城を吹き抜けてゆく。

午後。
「希望によりザルツカンマーグートのザンクト・ウォルフガング村へ散策にお連れいたします」という行程になっていた。が、今朝まで実際どうするか、自分の中では決めていなかった。

もしも雨天であればこんな行程にしてもあまり楽しくならない。
景色も楽しめないし、雨に濡れてあまり歩きたくはないだろう。別の提案をするつもりでいた。

ザルツブルグには近くにとても面白い「岩塩採掘坑」も見学できるのである。「雨が降ったらこちらも良いかもしれませんね」と、写真を見せて数日前から布石も打っておいた(笑)
※以下をご覧ください
http://www.nta.co.jp/ryoko/tourcon/2004/041129/

しかし、もちろん今日は絵に描いたような好天。
ならば行きましょう!ザルツカンマーグートへ。
それにそれに、出来れば登りましょうよ!絶景のシャーフベルグの頂上へ。

鉄道料金28ユーロ程が別にかかるけれど、各自払っていただくだけの価値がある。あのすばらしい景観を楽しめるのなら「払ってよかった」と言ってもらえる。

この提案を、少人数ならでは全員快く了承していただき、15時発にザンクト・ウォルフガング村のはずれから出る列車に乗った。

15:45頂上駅に到着。
朝から比べると雲はではじめていたが、ごらんのようなすばらしい景観に大満足。まだ雪の残る頂上付近だが風も穏やかで気持ちが良い。



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