都心に出なくても探せば近所にもおいしく食べられる店はあるものだ。
前から駅に広告看板があって十年以上もそれを見ていたが、今年になってランチからはじめて三度行っている。日本語に訳すと「鴨」という名前のフランス料理屋さんである。
前菜から、見るに楽しく量も充分。
小さなガラス小鉢に入っているのは、赤く見えるのがマグロ、グレープフルーツともうひとつ紫の同じく柑橘系果物、酢の効いたピクルスとオクラ、それに下にイモのペーストが…これがなかなかさわやかでおいしかった。
左隣はおなじみキッシュ・ロレーヌ。
その左下はエリンギと豚肉のテリーヌ、シャキシャキした触感。
じゃこと海苔のテリーヌ状。
次の皿は
桜海老ご飯を焦がしたものと帆立貝のローストをサラダ仕立てにしたもの。
グリーン・ピースのスープ。
さわらの焼いたもの、アサリ、えびの海鮮メイン。
そして、
この写真の牛フィレ。
いけてました。
デザートも各種選べる。
ティー、コーヒーもついてます。
どこかの人が「銀座なら一万円はとるコース」と書いていたけれど、たしかにそうかも。上野から東武線を二十分乗ったわが最寄り駅の、しかも駅から歩くには遠い住宅街の中のお店では五千円でありました。