午前、ブルージュ徒歩観光。
昼食後ゲントへ移動・観光。
夕方ブリュッセルのグランプラス周辺を散策し・同地泊。
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ゲントの中心にある観光案内所の地下トイレに降りていくと、いきなりこの巨大な看板のカール五世が迎えてくれた。
「1500/2000 カール=メイド・イン・ゲント」
ははぁ、これは2000年に行われたカール五世生誕500年記念の行事か展示のための看板にちがいない。
なぜ、今頃こんなところにほおりだされているのかは分からないけれど。
父方からハプスブルグ、母方からスペインの領土を受け継ぎ、ヨーロッパ最強の皇帝となったカール五世はこのゲントの町で西暦1500年ちょうどに生まれたのである。それは今もってゲントの町の誇りなのだ。
しかし、長じてからのカールは生まれ故郷だからこの町を優遇するという事も全くなく、1539年にこの町が反乱を起こした際には容赦なく弾圧し制圧、重税を科している。
この時まであった聖バーフ修道院は廃止され、後に現在「聖バーフ聖堂」と呼ばれている教会が名前を変更する原因になった。
ま、五百年経てば怨みは忘れて、
「わが町出身の有名人」となっているカール五世という訳です。