ローマ近郊の名所として有名なヴィラ・デステだが最近はオプションでさえも訪れることがなくなってしまった。自分自身もだいぶまえ二度ほど行ったきりである。それだけの時間的余裕のあるツアーがなくなってしまった、というのが最も大きな理由かもしれない。
ローマ近郊には、ガイドブックには小さくしか載っていなくても行ってみると半日や一日ゆっくり過ごせる場所がたくさんある。ヴィラ・デステの噴水の庭、そしてそこから近いハドリアヌスの広大な邸宅跡は、是非またゆっくり訪れてみたい場所である。
なぜ今突然ひっぱりだしたのか?
「須賀敦子のローマ」を読んでいて、彼女の敬愛した作家ユルスナールの代表作が「ハドリアヌス帝の回想」だったと思い出したからだ。「ローマ人の物語」を書いた塩野さんも言及していたこの作品を未だ読んでいなかった。
次に行く機会までには必ず読んでおく事⇒自分。