はじめて神戸空港へ降り立った。
数年前、まだ埋め立ても始まっていなかった時。
神戸港のクルーズ船に乗って「このあたりが空港予定地になっています」というアナウンスを聞いたのが耳に残っている。
だから完成した空港を見てみたいと思ったのかもしれない。
到着ターンテーブルも二つだけの、いかにもこぢんまりとしたきれいな空港であった。
タクシーで三宮へ出るとき、運転手さんがこの写真のあたりをさして「関空へいくフェリーが出ているんですよ」と教えてくれた。
なんでも二十分ぐらいで行ける距離なのだそうだ。
これは私には実に意外な近さである。
国際線空港としての関空を補完する役割を、この神戸空港が担う事が立地として可能であるという事だ。伊丹空港には出来ない役割があるということをもっと積極的にアピールしないともったいない。
もっとも神戸空港からでないと飛んでいない地方空港がもっとなくてはどうしようもないのだが…新潟、鹿児島などへ行く便はなくなってしまったのか?。やはりここでもいちばんは羽田へ行く便で、フライトの三分の一近くを占めているようである。